噛むことで認知症防止へ
投稿日:2020年9月19日
カテゴリ:院長ブログ
院長の川手良祐です。
今週の日曜日は「インプラントマスターコース 第3回」に参加してきました。
「自分の歯」と「インプラント」と「入れ歯」で噛むことの意味合い等について学びました。
人は噛む事で脳を刺激すると言われています。
「噛む」
↓
「歯根膜を刺激する」・・・歯と骨の間にある組織です。
↓
「運動感覚神経、知覚神経を活性化」
↓
「刺激が脳幹を通って大脳皮質前頭野へ」
↓
「脳を活性化」
噛むと歯と骨の間にある歯根膜という組織を刺激し、刺激が様々なルートを通り大脳皮質前頭野などの記憶を司る部分を活性化します。
脳を活性化する事で神経筋機構が正しく反応し認知症などの防止につながります。
噛めない場合は
「きちんと噛めない」
↓
「刺激がない」
↓
「運動感覚神経、知覚神経に反応なし」
↓
「脳に刺激がいかない」
↓
「大脳皮質前頭野が劣化」
↓
「アルツハイマーや認知症に・・・」
噛む事がアルツハイマーや認知症を防止してくれるのです。
これは歯が健康であることが大前提です。
歯周病や虫歯になってしまうときちんと噛めません。この場合は治療が必要です。
では歯がない部分はどうなるでしょうか?
もちろん「正しく噛めない」です。
欠損を治す治療で入れ歯があります。
入れ歯は自分の歯やインプラントに比べ噛む力は30%程度と言われています。
この場合はインプラントの出番です。
インプラントを入れるとしっかり噛めて運動感覚神経、知覚神経を刺激します。
しっかり噛む事で健康になりましょう。
インプラントは特殊な治療ではなく噛むための一般的な治療になりつつあります。
しっかり噛むには正しい場所にインプラントをいれる必要があります。
左下の名がない場所にインプラントを入れる実習でした。
角度や深さが非常に重要になります。
以下の写真の「サージカルガイド」を用います。
CTを用いて設計をした場所にズレいないようにインプラントを入れるための装置です。
実習でも理想的に入れることができました。
サージカルガイドについての実際の治療はこちらをクリックしてください。
当院では安心安全のインプラント治療を行なっています。
人生100年時代と言われています。
しっかり噛んで健康寿命を延ばして人生を謳歌しましょう。
川手歯科医院
院長 川手良祐
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