虫歯予防にはなぜフッ素?本当に安全?
投稿日:2024年5月24日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは、歯科衛生士の竹内です^_^
そろそろ梅雨が始まりそうですね、、、湿気が多くジメジメしてて何となーく気分も上がらない様な季節ですが皆さんは雨の日どの様に過ごしていますか?
私はお家でドラマやアニメを見たり、稀に軽く運動してみたりしてます!
さて、、、以前に代用甘味料についてお話ししましたが今回はフッ素についてお話ししますね!
さて、虫歯予防にはフッ素!と言いますがなぜフッ素がいいのかはご存知ですか?
フッ素を歯に取り込むと、、、
・虫歯になりかけていたところを元に戻す
・歯に付着した細菌の成長を抑制する
・脱灰(飲食などによってお口の中が酸性に傾くこと)を抑制する
・再石灰化(酸性に傾いたお口の中を中性に戻すこと)の促進
など様々な良いことがあげられます! なので虫歯予防には是非フッ素が入っているものを使用してみてください!
フッ素入りのものといえば、歯磨き粉でしたり洗口液などもあげられます。それだけでなく、定期検診で歯磨き粉などよりも濃度の高いものを塗布する方法があります。
また、フッ素は魚介類や野菜、肉類、お茶など日常で口にする飲食にも含まれているんですよ(^○^)
でも、SNSでこんな文をみませんか?
『フッ素は危ないから使わない』
『フッ素は危険』
日常的に口にするものなのになぜ、危ないと言われているのでしょうか?
それは、フッ素単体はハロゲンの一つであり猛毒だからです。ですが、フッ素は単体で存在することはなく歯科で使用するものは『フッ化ナトリウム』というナトリウムと化合されたものです。
適正量であれば安全です。
逆に適量以上であると中毒症状が出ます。
特にお子様の歯磨き粉は甘く作られているので管理には気をつけていただきたいです。
適正量についてお話しすると
歯磨き粉は
歯が生えて〜2歳 米粒程度(1〜2㎜/900〜1000ppm)
3〜5歳 グリンピース程度(5ミリ/900〜1000ppm)
6歳〜成人 歯ブラシ全体(1.5㎝〜2㎝/1400〜1500ppm)
となっています。
また、歯磨き後は10〜15mlのお水を含み一回だけ濯ぐことがより効果的とされています。
そして、寝る前にフッ素洗口液で口をすすぐことは更に効果があるとされています。洗口液は歯ブラシだけでは届きにくいところにまでしっかりフッ素が行き届いたり、寝る前に使用する事で寝てる間は唾液の分泌が1番少ない時間なのでよりフッ素が止まってくれるとされているのでより効果的です!
フッ素洗口液の使用法は 5〜10mlを口に含み30秒間、歯全体に行き渡るようにブクブクうがいを行います。この時のポイントは上を向いてしまうと飲み込んでしまう可能性があるので下を向いて行うことです。
そして、ゆすいだあと30分間は飲食を控えてフッ素がしっかり歯に定着しやすくします。
お子様に使用する際は、管理はもちろんですが飲み込んでしまわない様に必ずブクブクうがいができる様になってから使用しましょう。
いかがでしたか??フッ素の安全性は正しく使う事で予防に優れたものです!今後も皆さんで虫歯予防をして歯を大切にしていきましょうね♪
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