再石灰化って??|船橋駅3分の歯医者|川手歯科医院

JR船橋駅3分

船橋歯科医師会加盟

訪問歯科診療

歯周病認定医

お問い合わせ・ご相談

047-422-2878

千葉県船橋市本町1-26-19船橋駅シャポー口3分

再石灰化って??

投稿日:2024年8月23日

カテゴリ:スタッフブログ

 

 

みなさんこんにちは歯科衛生士の安藤です! 

 

毎日暑いですね… 

私は暑くて外に出るのも億劫になってしまってます…  

 

今回は、『再石灰化』の働きや効果的なむし歯予防についてお話していきたいと思います。 

 

皆さん、歯を削らずにむし歯が治ったらと思ったことはありませんか?

夢のような話と思われますが、実はお口には『再石灰化』という、むし歯になった歯を修復する機能が生まれながらにして備えてあります。

 

むし歯は、お口の中に生息するミュータンス菌やラクトバチラス菌といった、むし歯の原因菌が酸を吐きだし、その酸が歯を溶かしてしまう病気です。  

 

ミュータンス菌やラクトバチラス菌は、食べ物に含まれる糖分を栄養源にして、エネルギーを作る過程で酸を産出します。リンやカルシウムなど、ミネラルを主成分とするエナメル質は、酸に溶けやすい性質を持ち、むし歯菌の吐きだす酸にさらされると、エナメル質の表面が溶けていきます。この状態を『脱灰』といいます。 

 

一方で、唾液にはその酸の力を弱めるほか、唾液に含まれるリンやカルシウムでエナメル質を修復する役割を担っています。この唾液によるエナメル質の修復が、『再石灰化』と呼ばれる機能です。 

 

お口では、常に『脱灰』と『再石灰化』が繰り返され、双方がバランスをとりながら歯の健康を維持しています。 

 

また、『脱灰』と『再石灰化』は、いつもせめぎあいの戦いを繰り広げています。『脱灰』が優勢に立ってしまうと、エナメル質の溶けだすスピードが一気に加速してしまいます。

つまり、むし歯は『脱灰』と『再石灰』もバランスが崩れ、『脱灰』のほうが優位に働いた結果生じてしまう現象なのです。

 

『再石灰化』よりも『脱灰』のほうが優位に立ってしまう原因は様々あります。 例えば、歯磨きの不足によって歯の表面にプラークがたくさん付着すると、『再石灰化』の働きが追い付かず、『脱灰』のスピードが加速します。また、唾液の分泌が低下したり、唾液成分の自体に問題があったりする場合にも、やはり『脱灰』が優勢になってしまいます。

 

先に『脱灰』が優位になるとむし歯が発生する、とお話しましたが、『再石灰化』を優位にすればむし歯にならない、と言い換えることもできます!

つまり、効果的にむし歯を予防するには、お口の中で『再石灰化』が優位に働くようにしてあげればいいのです! 

 

具体的には・・・

 ①プラークコントロールを徹底する 

 ②唾液の分泌を増やす 

 ③フッ素を利用する 

 ④「ダラダラ食べ」「ダラダラ飲み」をしない 

 

 皆さんも日頃から意識してみてください(^^) 

 

 

また、当院にはフッ素+歯を構成しているリン、カルシウムを配合した最強の虫歯予防歯磨剤「クリンプロ」を取り扱っていますので使ってみたい方、気になる方はお気軽にお声掛けください

 

トップへ戻る