舌にも細菌は溜まる!?口臭の原因にも!?正しい舌のケア方法!
投稿日:2024年5月17日
カテゴリ:スタッフブログ
みなさんこんにちは!歯科衛生士の笠原です!
最近は暖かくなってきましたね🌞私は暑さが大の苦手ですが今年は扇子をゲットしたので扇子と共に夏を乗り越えようと思います🌻
今回は舌のケアについてお伝えしたいと思います^ ^突然ですが口を開けて舌を出してみてください!舌の上に白い苔(こけ)のようなものが溜まってはいないですか?
それは「舌苔(ぜったい)」と呼ばれる、細菌のかたまりです。舌苔(ぜったい)とは、舌の表面にある凹凸に口の中の細菌が堆積して苔状になったものです。口の中の皮膚が剥がれてできた垢・食べもののカス・唾液の成分・細菌・微生物などが溜まって形成されます。食べたものの色によってはさまざまな色に見えます!
⭐︎舌苔のつきやすい人は?
⑴唾液分泌の減少 (シェーグレン症候群、唾液腺障害、肝便変、糖尿病、抗精神薬や降圧剤などの服用薬剤の副作用により唾液分泌の減少が起こります。また、加齢やホルモンバランスの変化緊張状態やストレスによっても唾液分泌は減りし、舌苔の付着に影響すると考えられます。さらに、唾液流量が正常でも、睡眠時無呼吸症候群や鼻疾患などで口呼吸になると、舌苔が付きやすくなります!
⑵口腔清掃不良
⑶歯周病
⑷入れ歯の使用
⑸停滞性食品の摂取
⑹喫煙習慣
などなどたくさんの原因が考えられます!
⭐︎舌苔が付きやすい場所は?
舌の中央から奥にかけてつきやすいです!舌の後方は、唾液による自浄作用が行き届かず、また、舌の運動時に歯や上顎に触れないなどの理由から舌苔が付きやすいです!
⭐︎舌苔で口臭の原因となる?
舌苔は口腔の健康状態とも強く関連しています!舌苔の量が多いと舌の奥で菌の数や割合が増し、口臭の原因となります!そのため、舌苔が目立つときはケアをすると口臭予防に有効です。
⭐︎舌苔の取り方は?
舌ブラシを使います!使い方は舌の力を抜き、なるべく前に出し、ブラシを舌の後方部にあて、後ろから手前にやさしく引くように数回動かします!この時、喉近くの奥まで清掃することで喉の近くを傷つけるようなことがないよう、気をつける必要があります。一度、歯科衛生士と舌ブラシを使っていい範囲を一緒に確認してみましょう!
⭐︎歯ブラシで舌清掃はいいのか?
歯ブラシと舌ブラシの舌苔除去効果は変わらないという研究報告もありますが、歯ブラシは歯を磨くのに適した硬さで設計されていますので、舌のケアで使用する場合は力の入れ加減に工夫が必要です。また、歯ブラシにはヘッドの高さがあるので、奥に届かないことがあります。そのため舌粘膜を傷つけにくく、かつ清掃効率が高くなるよう工夫が凝らされている舌ケア用の清掃具を使ってみてください!
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