妊娠中、お口の中に起こる変化ご存知ですか?
投稿日:2024年5月11日
カテゴリ:スタッフブログ
みなさん、こんにちは!
歯科衛生士五十嵐です♪
最近は晴れと雨の日が交互だったり、朝夜と気温差もあるので体調を崩しやすい季節ですね!
私は最近ストレッチや半身浴にはまっています。
好きな季節の夏に向けて体力をつけていきたいと思います(^▽^)/
今回は妊婦さんと歯科の関わりについてお話していきます!
最近私の担当患者さんでもおめでたいことに妊婦さんが数名います。
妊娠した際は身体だけではなくお口の中にも変化が出やすくなるのでお話していきますね。
~妊娠期に歯科受診が必要な理由~
1 妊娠中はお口の中のリスクが高まる
妊娠期はつわりなどによる生活、食習慣の変化、女性ホルモンの影響により、様々なお口の中のトラブルが増えやすくなります。
気づいたらお口の中のトラブルだらけ!という状況にならないためにも妊婦さんにも歯科受診していただきたいです
2 早産や妊娠合併症のリスクと関連する
妊婦さんの歯周病が早産、低体重児出産と関連することが明らかとなっています。
しばらく歯科で検診を受けていない場合は歯周病がないか検査していきましょう。
~妊娠性歯肉炎について~
女性ホルモンが盛んになり、女性ホルモンを好む歯周病菌が爆発的に増殖すること、つわりなどで十分に歯ブラシなどができずにお口の中に最近が溜まり、妊娠前よりも歯肉が腫れやすくなります。
気づかないうちに歯肉炎になっている場合もあるので注意が必要です。
~つわり時のブラッシングのコツ~
歯ブラシをしなくてはいけない!と分かっていても実際につわりが辛くて難しいとおっしゃる方もよくいます。そんな方に今回はつわり時の歯ブラシのコツを紹介していきます!
1 無理せず、体調の良い時間に
起床時や食後、1日の疲れがたまった夜などに辛くなることが多いです。食後、就寝前が推奨ですが、辛いときは体調の良い時間を選びましょう
2 ぶくぶくうがいをしておく
体調が悪いときは、無理に歯ブラシをせず、水や洗口液でぶくぶくうがいをしていきましょう
3 小さめのヘッドブラシを使用する
奥歯を磨くことが難しい場合は小さめの歯ブラシがおすすめです。
当院で販売しているルシェロ歯ブラシB20Mやプラウトが小さめでいいですね。
4 顔を下に向けて磨く
唾液が溜まるのが不快という方もいるので唾液が溜まらないように洗面台の中で下を向いて磨くのも手です。
5 臭いや刺激が少ない歯磨き粉で
臭いに対して過敏になりやすい時期です。
臭いしげきが少ないものか辛いときは水で磨いてもかまいません。
つわりで歯ブラシが難しい時もできる範囲や工夫で歯ブラシができるようにしていきましょう。
もしガムを噛むことができそうであればキシリトール入りのガムを噛みましょう!
虫歯予防効果や唾液の分泌を促進してくれます1
いかがでしたか?
妊娠、つわりの時期でも歯ブラシに工夫することでお口の中のトラブルの予防ができます。
本日紹介させていただいた内容以外にも悩みなどがある方もいるかと思いますので検診の際などに気軽に担当歯科衛生士までご相談してくださいね♪
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