歯の表面が白い?白濁かも?
投稿日:2025年4月5日
カテゴリ:スタッフブログ
みなさんこんにちは!
歯科衛生士の牛坂です♪
桜も咲き始め、お花見の季節ですね!
お花見しながらピクニックをするのが最近の楽しみです ·͜·♡
本日は、白濁(歯の色が濁った状態)についてお話しします!
みなさんは白く濁った歯の色が気になったことはありますか?
「歯磨きをしても全く落ちない」や「治療した方がいいのか」など心配になることが多いかと思います。
歯の色が白く濁っているのは「白濁」といい、
①初期虫歯
②エナメル質形成不全
③歯のフッ素症
この3つが考えられます。
初期虫歯は放置すると進行するリスクが高いので、予防することがとても重要です。
そこで今回は白濁の原因と予防方法についてお話しします。
〈原因〉
①初期虫歯
白濁する主な原因は、初期虫歯です。虫歯というと「歯に黒い穴が空く」イメージがありますが、初期の段階は歯が白く濁って見えます。
そもそも虫歯とは、歯に付着したプラークの中に存在する虫歯菌が出す酸によって歯が溶けてしまうことです。エナメル質は人体の中で最も硬い組織ですが、酸に弱い性質があります。
酸にさらされることにより、歯の表面からカルシウムやリンなどが溶け出した状態を「脱灰」と言い、歯の光沢が失われ白く濁ってしまうのです。
脱灰した状態を放置するとさらにエナメル質が溶けて、歯に黒い穴が空き本格的な虫歯になります。
しかし、脱灰したからといって虫歯になったというわけではなく、再石灰化により失われたカルシウムやリンを取り戻すことで改善することができます。
②エナメル質形成不全
歯の表面のエナメル質が何かしらの原因でうまく作られなかった状態のことです。
遺伝による原因と後天的な原因があり、前者は両親のどちらかにエナメル形成不全がある場合、引き継がれる可能性があります。全ての乳歯と永久歯にエナメル形成不全が起こるのが特徴です。
後者は、妊娠中の栄養不足や病気などが原因で、歯の成長が妨げられることにより起こります。また、乳歯の外傷によって後続の永久歯に影響が及ぶことで白濁することもあります。
エナメル形成不全は、6歳臼歯(第一大臼歯)と前歯に見られることが多いです。
③歯のフッ素症
フッ素を過剰な摂取をし続けると、歯が白く濁ったり褐色の斑点ができたりすることがあります。
永久歯が形成される時期(生後~8歳頃)に、過剰なフッ素を含む飲み水を長期間摂取することで歯の「フッ素症」が生じると言われていますが通常の生活で歯のフッ素症の心配はありません。
白濁の状態では歯を削ったり詰めたりする必要はありません!
ただ、虫歯のリスクは高いため、予防する必要があります。
〈予防方法〉
白濁であれば1番重要なことは、フッ素を取り込み、再石灰化を促し歯質を強化することです!
セルフケアでできることは、フッ素入りの歯磨き粉を使用することで、歯質強化や虫歯菌の活動を抑制し、虫歯予防につながります。
歯科医院では、歯科衛生士が高濃度フッ素を塗布することで歯全体に均等にフッ素を取り込むことができるため虫歯予防に効果的です!
また、食生活も見直しましょう!
砂糖が多く含まれている飲食物は、虫歯菌が繁殖しやすくなります。そのため、食事やおやつの時間を決めて、それ以外の時間は摂取をしないようにするなど工夫しましょう。
カルシウム、リン、ビタミンDを豊富に含む食品を選ぶことが重要です。
白濁は元には戻すことは難しいですが、進行しないように予防することが重要ですので、セルフケアとプロケアで健康に維持できるよう歯を守りましょう!
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