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前歯のインプラントの勉強会に参加しました。

投稿日:2021年2月22日

カテゴリ:院長ブログ

こんにちは。院長の川手良祐です。

本日(2月21日)は日中は暖かく過ごしやすい1日でしたね。

公園で子供と遊びたいところですが、都内でインプラントの勉強会を受講していました。

5月から毎月受講している「インプラントマスターコース」でした。

日本ではトップクラス・海外でも講演されている先生の1年間の年間コースです。

本日も大きな会場で各種感染対策が徹底された中で行われていました。

実習有りの勉強会で1人1テーブルなので有意義に受講できました。

毎回は書いていませんが、ちゃんと毎月受講して頑張って勉強しています。

 

演題は毎月変わるのですが、本日は「前歯のインプラントを審美的に行う治療法」でした。

前歯のインプラント治療に欠かせない要素は「審美」です。

「審美」というと皆さま芸能人みたいな真っ白な歯をイメージする方もいますが、審美とは「自然な歯並び」「自然な歯の色」「自然な笑顔」のことです。

要するに「自分の歯と見間違えてしまうくらいの自然感」「審美治療」とご理解ください。

 

 

講義でも自分の歯と思ってしまうくらい綺麗な症例が多く出ていました。

 

見た目においては「審美のゴールデンルール」があります。

「歯」だけですが、代表する10項目を列挙しました。

この他にも「歯の色」「お顔との調和」など様々な項目があり全て理想値が決まっています。

人は一緒ではないので全てが理想値になることはありませんが、患者さん事に重要な項目を考えて理想的な「自然感」を出すのが審美治療です。

1.Midline 

  前歯がお顔の正中(真ん中)に合っているか

2.Inter incisal angle

  歯の角の丸みは鈍角で自然か

3.Smile line

  スマイルライン(笑った時に自然に見えるか)

4.Gull Shape

  両隣の歯との位置関係は自然か

5.Proximal contact

  歯と歯が接している面は適切な位置か

6.Tooth balance

  歯の大きさは理想的か(縦横比など)

7.Golden proportion

  前歯6本が黄金比(0.168:1:1.168)になっているか

8.Contour

  歯茎からの立ち上がりは自然か

9.Gingival line

  歯茎の位置は歯に対して適切な位置か

10.Tooth axis

  歯の傾きは適切な角度か

 

これらを常に考慮し川手歯科医院では治療を行なっています。

 

さて、今回の題目にある前歯のインプラント治療ですが、虫歯や転倒事故などで前歯を失ってしまう方は残念ながら少なからずいらっしゃいます。

前歯は見た目の重要や役割を担っています。

歯がない場所にインプラントを埋入(入れる)のではなく、自然な歯があるように見える治療が重要です。

午前は講義で午後に実習です。

「上の前歯を失い、歯茎の位置が上に上がってしまった」場合の治療方法として「歯肉移植」「インプラント治療」を行う実習を受けました。

歯茎のラインが合わない場合には「歯肉移植」が必要です。

当院でも日々行なっていますが、切開の仕方や縫い方など最新の治療方法を学びました。

歯茎の位置が揃えばインプラント治療は綺麗にできることがほとんどです。

 

これらを達成するためには「インプラントの治療技術」だけではなく「歯周病治療」「噛み合わせ」「審美性」「歯茎を作る技術」「高いレベルの歯科技工士と組んでいる」など様々なことが必要です。

日本で一番有名と言われている先生が「歯科治療は掛け算」と昔からおっしゃっています。

歯科治療は様々な治療が組み合わさります。

一つの項目でも「ゼロ」があると結果が「ゼロ」になってしまうのです。

例えば虫歯の治療の場合は歯周病が治っていないと歯茎から出血してしまい、詰める材料が正しく接着しないのです。

川手歯科医院では全ての治療において精密に治療すべく日々研鑽しております。

何か困ったことなどがあればいつでもご相談ください。

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