唾液検査ってなに?歯医者さんでお口のリスクを調べてみませんか
投稿日:2023年10月28日
カテゴリ:未分類
みなさんこんにちは!!
歯科衛生士五十嵐です(^▽^)
ここ1ヵ月ですごく過ごしやすい気候になりましたね♪
ついこの間まで半袖で過ごしていたのに後2ヵ月で今年が終わることにとても驚いています(;’∀’)
季節の代わり目で体調を崩しやすいので手洗いうがいを徹底していきましょう♪
今回は当院で行っている唾液検査についてお話していきます!
唾液検査をみなさん知っていますか?
虫歯や歯周病の原因は歯ブラシができていない事だけが原因ではありません…!
実は唾液に含まれる虫歯菌、歯周病の菌が活発化していてお口の中のリスクが高くなっているかもしれません。
唾液検査をする事でなぜ虫歯ができやすいのか、歯周病になりやすいのか、口臭のリスクがあるのか原因を探ることができます。
普段常にお口の中にある唾液にはたくさんの重要な働きがあります
- ①自浄作用 ②殺菌作用 ③再石灰化作用 ④味覚作用 ⑤消化作用 ⑥緩衝作用
普段なにげなくある唾液にはこんなに沢山の働きがあることに驚きですよね!
唾液が少なくなると上記の働きが減るので細菌が活動しやすくなって虫歯や歯周病になりやすくなったり、お話がしにくくなったり、食事がしにくくなったりと様々な健康への弊害が出てきます。
次に唾液検査で何が分かるのか説明していきます
むし歯菌
むし歯菌の項目では、口の中の虫歯原因菌の活性度を測定できます。
活性度が高いと、菌が活発に活動しているということを表しています。
虫歯がある方でも、菌が活発に活動してなければ、数値は小さくなります。
酸性度
酸性度では、歯が溶けやすい状態かを見ています。
口の中は、食事などにより酸性になり、歯が一時的に溶けた状態になります。
酸性度が高いと、溶けた状態が長くなり十分に元に戻らなくなります
緩衝能
食事などの影響で酸性になった口の中は、唾液の緩衝作用で中性に戻ります。
酸で溶けた歯もそのとき元に戻ります。
緩衝能が低いと、中性に戻る力が弱く、歯が元に戻りづらくなります。
白血球
菌の繁殖などで歯ぐきや口の中がダメージを受けると、そこに炎症が起きます。
炎症が起きると白血球が増えるため、白血球の数値が高いと、口の中のどこかがダメージを受けている可能性があります。
タンパク質
この項目では、口の中のタンパク質の量を見ています。
歯周病などで口の中が出血すると、血液中のタンパク質が口の中に出てきます。
また、繁殖した菌が作り出すことでもタンパク質は増えるため、口のトラブルの指標になります。
アンモニア
アンモニアが多いと口の中の細菌も多い傾向があるため、アンモニアの数値は口のキレイ度を表す指標になります。
口臭の原因にもなり、この数値が高いと口臭も強くなることがあります。
唾液検査でたくさんのリスクを知ることができます
なぜ虫歯になりやすいのか、歯周病になりやすいのかお口の中のリスクを知って今後の予防方法を担当の歯科衛生士と一緒に考えていきましょう♡
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