歯茎が下がった時の治療を学びに大阪へ
投稿日:2019年11月17日
カテゴリ:院長ブログ
院長の川手良祐です。
11月16日(土)はお休みを頂き、大阪へ2日間勉強に行ってきました。
「マイクロスコープ プラスティックサージェリー アドバンスコース」
マイクロスコープを用いた歯周外科・審美治療の勉強会です。
受講生は全国から参加の7名。
少数精鋭で1人1台マイクロスコープを用いた勉強会です。
講師の先生は海外で多くの講演をされている有名な先生です。
人気の勉強会で1年前に申し込みをしてました。
歯茎の治療と聞いて皆様は何を思い浮かべますか?
「歯茎の治療は歯周病の治療?歯石除去や歯磨きとは違うの?」
大正解です。
歯石除去や歯磨きを行い、バイ菌を除去して健康な歯茎を保つ。
歯科治療では非常に大事なことです。
歯周病は見た目では決してわからない病気ですので、定期検診は受けましょう。
歯周病以外での歯茎の治療。
例えば・・・
「昔に比べて歯茎が下がっている」
「前歯にブリッジを入れて歯がない部分の隙間が気になる」
そんな時には歯茎を移植することで再建することが可能です。
「歯茎の移植!?そんなことが可能なんでしょうか?」
そう感じる方もいらっしゃるかもしれません。
歯茎が下がっていると歯根が見えます。
歯根が見えると言うことは、歯を保護するエナメル質がありません。
その結果、知覚過敏や虫歯(根面カリエス)のリスクが高くなる、歯が長く見えるので見た目が気になるなどの問題が起こります。
下がってしまった部分に歯茎を移植することでそう言った問題は解決できる場合が多いです。
ブリッジの歯がない部分に歯肉移植を行うと一見、歯が生えているように見せる。
そんな治療も可能です。
勉強会では最新の歯肉移植の方法や実際の手技を学びました。
歯茎の移植術は小さい組織を扱うためにマイクロスコープを用いないと成功率は半分以下になってしまう論文が多数あり、マイクロスコープでの治療は必須と言われています。
歯肉移植は当院でも行なっている治療ですが、よりレベルの高い治療を行うようにこれからも日々研鑽を積んで参ります。
大阪の街はイルミネーションが綺麗でした。
歯茎が下がって気になる方、いつでもご相談ください。
川手歯科医院
川手良祐
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