歯周病治療(日本歯周病学会認定医)
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歯周病を改善へと導く6つの精密歯周病治療
川手歯科医院には、歯周病の認定医による精密な歯周病治療を実施しております。そのため、本来であれば抜歯せざるを得ないケースでも、以下に挙げるような5つの方法を駆使して、歯周病の改善を目指します。そんな歯周病における抜歯回避率の高い当院だからこそ、船橋のみならず全国から重度の歯周病に悩まされた患者さまにご来院頂いております。ここではその6つの方法について詳しくご紹介します。
① 歯周病のスペシャリストが施術を担当
川手歯科医院では、歯周病治療のスペシャリストである歯周病認定医が施術を担当します。
「日本歯周病学会」から認められた歯科医師ですので、知識や実績は保証されています。歯周病による抜歯を回避し、完治させるために最大限の努力をさせて頂きます。
歯周病認定医は、歯科医師全体の1.5%
歯科医師は全国で10万人以上いるとされています。当院の所属する日本歯周病学会では、認定医・専門医は約1500名となります。歯科医師全体のわずか1.5%しかいない、歯周病に関して優れた知識・技術・経験を有した歯周病のスペシャリストである認定医が、あなたの歯周病の完治を目指して全力で担当させて頂きます。
② マイクロスコープによる精密歯周病治療
根管治療に用いられることが多いマイクロスコープですが、当院では歯周病治療にも活用しています。深い歯周ポケット内の歯石というのは、もはや肉眼では確認することができないため、視野を20倍にまで拡大できるマイクロスコープは、歯周病治療の精度を格段に引き上げます。この歯石を除去できるかどうかで、抜歯の要否も大きく変わってくるのです。それくらいマイクロペリオ治療は有益といえます。
3mmまでの浅い歯周ポケットでも処置後に14%歯石の取り残しがあり、4~6mmでは24%、6mm以上では50%取り残しているというエビデンス(医学的根拠)が発表されています。(エビデンス論文:Caffesse RG et al: Scaling and root planing with and without periodontal flap surgery. J Clin Periodontol, 13: 205-210, 1986.)
マイクロスコープによって歯肉を切らず、歯も抜かずに済む
歯周病治療の大半は、いかに歯石をきれいに取り除くかを目的としています。一般的に行われるSRPは当然、歯面の歯石を除去する操作ですが、歯肉を切開するフラップ手術も侵襲性は大きいものの、歯石除去が主な目的です。つまり、歯周外科治療といっても、結局は歯石を見えやすくするための処置であり、歯石を取り除くという点では変わりがないのです。そこでマイクロスコープを活用すれば、視野が20倍にまで拡大されますので、わざわざ歯肉を切り開く必要がなくなります。歯周病が改善することで、抜歯の必要性も低下します。
③ エルビウムヤグレーザーを用いた低侵襲な歯周病治療
川手歯科医院では、エルビウムヤグレーザーを用いた低侵襲な歯周病治療を実施しております。
エルビウムヤグレーザーは、レーザー照射によって歯と歯ぐきの隙間に付着した歯石の除去、殺菌を行うことができるため、歯周病の予防・改善に効果的です。また、止血効果によって出血を抑えることができ、歯肉の切開や切除などもほとんど痛みなく行えることが特徴です。
④ 薬を使用して歯周病の治療における負担を減らす
川手歯科医院では、歯周内科による歯周病の治療を実施しております。
歯周内科とは、重度の歯周病に感染した患者さまに対し、細菌検査を行い細菌を特定し、抗菌薬を使用し口の中の総菌数を減らし歯石を除去する処置を行う歯周病治療法です。また、殺菌効果の高い歯磨き粉を使用していただくことで、歯肉を健康に保つことができます。
⑤ 歯周再生療法で失われた組織を回復
歯周病が進行すると、歯槽骨や歯根膜といった歯周組織が失われていきます。その結果、骨がやせ細り、歯根が剥き出しとなって、やがては歯が抜け落ちていきます。そうした重症度の高い歯周病に対しては、エムドゲインに代表される歯周再生療法を行います。歯周病認定院ならではの高度な技術によって、失われた歯周組織を回復し、歯周病の進行や再発リスクを低減します。
⑥ マイクロスコープや拡大境を用いたメンテナンス
歯周病治療には、メンテナンスが欠かせません。定期的にご来院頂いて、歯面の清掃を行います。PMTC(歯のクリーニング)やスケーリング(歯石除去)を行うことで、歯周病の症状を改善、あるいは発症予防につなげます。
そこで当院では、マイクロスコープや拡大鏡を用いて、歯周病のメンテナンスを行う場合がございます。視野を何倍にも拡大して処置することで、メンテナンスの精度も高まり、歯周病予防や早期治癒に寄与しています。
成人の約8割が歯周病にかかっている
歯周病は日本人の国民病といえるほど罹患率が高く、成人の約8割が歯周病を発症しているといわれています。つまり、5人中4人が歯周病にかかっているのです。もちろん、患者さまひとりひとりの症状にはバラつきがあり、わずかに歯肉が腫れているいる人から、歯槽骨が溶けて歯がグラグラと動いている人まで様々です。それでもやはり、歯周病の症状を自覚したら、まずは歯科医院を受診しましょう。どんなに小さなことでも気になる点があれば、当院までご相談ください。
歯磨きだけでは対策できないのが歯周病
歯磨きは、虫歯や歯周病を予防するための基本ですので、すべての人がしっかりと行うことが大切です。けれども、これらの病気はいくら毎日のブラッシングを丁寧に行っていても、予防しきれないのが現実です。なぜなら歯の表面には、バイオフィルムと呼ばれるしつこい膜が存在しているからです。これは歯磨きで取り除くことは難しく、専門的な処置が必要となります。
歯周病と全身疾患との関わりについて
歯周病の主な症状は、歯肉や歯槽骨などの歯周組織に現れますが、近年、研究が進むことによって全身疾患のリスク因子になることがわかってきました。口腔内で増殖した歯周病菌が血流に乗って全身へと巡り、心筋梗塞、動脈硬化、脳卒中、糖尿病などを引き起こす原因となり得るのです。また、妊婦さんに関しては、早産や低体重児出産のリスクを引き上げることがわかっています。つまり、歯周病を治療せず放置すると、全身的な病気へと発展する可能性が高まるのです。
負の相関がある歯周病と糖尿病
下の画像が示すように、歯周病の症状が悪化すると、その結果、糖尿病も悪化します。さらに、糖尿病の症状が悪化すると、今度は歯周病が悪化していくのです。この負のサイクルは、逆に考えると、治療効果が相乗的に高まることを意味します。つまり、歯周病の症状が改善すれば、糖尿病も良くなるということです。
歯周病の標準的な治療法
歯周病の標準的な治療は、まず歯周組織検査から始まります。歯周ポケットの深さや出血の有無などを調べ、歯周病がどのくらい進行しているかを評価します。その結果を元に、治療を進めていきます。
歯のクリーニング(軽度の歯周病)
歯周病の症状が軽度の場合は、歯のクリーニングで対応します。PMTCなどの処置によって、歯の表面に付着した歯垢や歯石、着色汚れなどを機械的除去していきます。その際、歯ブラシでは除去できないバイオフィルムも取り除きます。そうして歯面が清潔になると、軽度な歯周病の症状であれば、徐々に改善していきます。
ルートプレーニング(中等度の歯周病)
歯周ポケットが深く、歯肉の出血も目立つような中等度の歯周病では、ルートプレーニングを実施します。ルートプレーニングとは、歯根に付着した歯石をスケーラーによってガリガリと削り落とす処置法です。比較的侵襲性の高い処置となりますので、出血や痛みを伴います。ですから、ご希望がございましたら麻酔を作用させることも可能です。
歯周外科・歯周再生療法(重度の歯周病)
歯周ポケットが極端に深くなり、ルートプレーニングでも対応できないような重度の歯周病では、歯周外科治療や歯周再生療法が適応されます。歯肉をメスで切開し、歯根を剥き出しにした状態で、歯石を取り除くフラップ手術や、失われた歯周組織を回復させる歯周再生療法などを実施します。いずれも処置中は麻酔が効いていますので、強い痛みなどを感じることはありません。
船橋で歯周病治療に力を入れている歯科なら船橋駅3分の川手歯科医院
このように、川手歯科医院では歯周病学会認定医による歯周病治療を行っており、船橋以外でも千葉県全域から沢山の患者さんが定期的に通院されております。ですので船橋で歯周病治療をご希望される方はぜひ川手歯科医院までご連絡ください。あなたのその歯、抜かずに済むかもしれません。