妊婦さんのお口のリスクとは?|船橋駅3分の歯医者|川手歯科医院

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妊婦さんのお口のリスクとは?

投稿日:2022年9月3日

カテゴリ:未分類


こんにちは、歯科衛生士の関根です!

最近涼しくなってきて夏の終わりを感じますね!暑さが減り嬉しい反面、夏の終わりが少し寂しくもあります。皆さん夏は楽しめたでしょうか?^_^

今回は妊婦さんのお口のリスクについて、お話します!

まずは妊婦さんによく起こるお口の症状です。、
・女性ホルモンが増加し、その女性ホルモンを餌にする歯周病菌が増加する。
・つわりにより、歯ブラシをすることが難しくなり、プラーク(細菌の塊)がたまりやすい。
・唾液がねばつき、普段唾液が守ってくれているお口の環境が崩れる。
・間食、食事回数が増え、お口のpHが酸性の状態が続きやすい。

これらのことにより、歯茎から出血を起こしたり、歯茎が腫れてしまう方が多いです。これを妊娠生歯肉炎といいます。妊娠生歯肉炎は、妊娠が終わると改善することが多いですが、ケアを怠ると、歯周病が進んでしまいます。


対策
・比較的体調が良い時には歯を磨くようにする。
・歯磨きが難しい場合は、食後にすぐお口をゆすぐ。
・体調によって使えるようであれば、フロスや歯間ブラシなどの補助清掃用具を歯ブラシと併用する。
歯磨き粉の味で気持ち悪くなってしまう場合は、ミントの味の歯磨き粉を使用したり、歯磨き粉を使用せずに歯磨きを行っても大丈夫です!

また、妊娠時の歯周病により、早産、低体重児出産のリスクが約7倍になってしまうことをご存知でしょうか?
通常分娩時に分泌されるプロスタグランジンが炎症を抑えるために分泌されてしまい、分娩時と同様に子宮の収縮が促され、早産が引き起こされてしまうことがあります。


このリスクを減らすためにも市の妊婦歯科検診やかかりつけの歯医者に行って、お口の状態のチェック、プロによるお口の清掃を行いましょう!

妊娠初期は、器具がお口の中に入ると気分が悪くなってしまったり、妊娠後期では、仰向けの大勢になると、子宮が下大静脈を圧迫し、意識レベルが下がったりすることもありますので、歯医者にかかるのは、妊娠中期(1628)が望ましいです!


歯医者のレントゲン撮影や麻酔は大丈夫なのか?と心配される方もいらっしゃると思いますが、歯医者でのレントゲン撮影はX線被曝量が少ない、またレントゲンの照射部位は首から上なので、お腹への距離もあり、胎児への影響はないと言われています。
麻酔に関しても、歯医者で使用される麻酔は局所麻酔(部分的な麻酔)で少量ですので、問題ないとされています。
それでも心配、という方がいらっしゃいましたら、遠慮せずにスタッフにお申し付け下さい!


今回は妊婦さんのお口のリスクについてのお話でした!
リスクを理解してお口の健康を保ちましょう^_^

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