唾液検査とは?
投稿日:2022年12月9日
カテゴリ:スタッフブログ
みなさんこんにちは(^ ^)
歯科衛生士の安藤です!
最近は一段と寒くなってきましたね!
わたしは寒くて毎朝ベッドから起きるのに苦戦してます(笑)
クリスマスも近づいてきて今から楽しみです!
院内もクリスマス仕様になっているので来院されたときはぜひ見てみてください!
さて!今回は唾液検査についてお話します!
みなさん、唾液検査はご存知ですか?
歯と口の健康を守るには、歯科医院での定期的な健診を通じた「プロフェッショナルケア」と、歯科医師や歯科衛生士の指導に基づき自分自身で行う「セルフケア」の両方を合わせて実践していく、「予防歯科」がとても重要です。
しかし、きちんとセルフケアを行っているのに、むし歯や歯周病になってしまうという方もいるかと思います。そこで注目したいのが唾液の存在です。
唾液が持つ情報を、歯と口の健康維持に活かそうという検査が「唾液検査」です。唾液に含まれる成分や菌の数を調べることで、歯と歯茎の健康やお口の中の清潔度まで調べることができます。
唾液検査で分かることは・・・
〜歯の健康に関する項目〜
①虫歯菌
虫歯菌が多いと、歯の表面に歯垢(プラーク)が付着しやすく、虫歯になりやすいことが知られています。
②酸性度
唾液の酸性度が高い(唾液のpHが低い)と、口腔内の環境は酸性になり、エナメル質などの歯質が溶解(脱灰)しやすいことが知られています。
③緩衝能
唾液にはむし歯菌や食物由来の酸を中和する機能(緩衝能)がありますが、その働きが弱いと、エナメル質などの歯質が溶解(脱灰)しやすいことが知られています。
〜歯茎の健康に関する項目〜
④白血球
歯と歯茎の境目(歯周ポケット)で細菌や異物が増加すると、生体の防御作用により唾液中の白血球が増加することが知られています。
⑤タンパク質
口腔内の細菌や、歯と歯茎の間にある歯垢(プラーク)の影響により、唾液中のタンパク質が多くなることが知られています。
〜口腔清潔度に関する項目〜
⑥アンモニア
口腔内の細菌数が多いと、唾液中のアンモニアが多くなることが知られており、口臭等の原因になるといわれています。
歯とお口の健康を守るには、お一人おひとりに合ったケアが大切です。虫歯や歯周病のなりやすさは人によって違いますので、唾液検査の結果を基にお一人おひとりに合った歯磨き粉などのセルフケア用品、予防方法をご提案いたします。
唾液検査でお口の中の状態を知って、ご自分に合ったケアをみつけ、虫歯や歯周病を予防してお口の健康を守りましょう!
唾液検査は5分という短時間でお口の健康状態を測定することができますので、気になる方はスタッフまでお声掛けください^^
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