フッ素の効果は？歯磨き粉で虫歯予防に！

こんにちは♪川手歯科の菅原です！ブログは2回目の登場です✨

さてさて、もう少しで七夕ですね🎋

みなさんは星に何をお願いしますか？

私は医院の短冊に“給料が爆上がりしますように✨”

とお願いしました(^^)v

あくまでも星にお願いをしているのであって、院長にお願いしているわけではありません🤣

スタッフ全員短冊にお願い事を書いているので、来院された方はチェックしてみてくださいね♪

今日は題名にもあった通りフッ素の効果についてご説明していきたいと思います。

フッ素は歯にいい、フッ素を塗ると虫歯予防になる、と皆さん一度は耳にしたことがあるかと思います。

また、フッ素は体には良くないと聞いたことがある方もいるかもしれません。

フッ素の働きや効果、使い方について詳しく説明していきます！

まずフッ素（フッ化物）とは？

私たちの身近な自然界にある元素のひとつで、お茶や魚介類など多くの食品に含まれています。フッ素はむし歯予防に欠かせないだけでなく、丈夫な歯や骨をつくるために大切な役割を果たしています。

よって、フッ素を利用することでむし歯の発生を予防することができます。 

フッ素の働きや効果は、主に次の2つが挙げられます！

① 歯の再石灰化の促進

虫歯の原因となる酸。歯が酸によって溶かされる現象を「脱灰（だっかい）」といいます。それを修復する作用を「再石灰化（さいせっかいか）」といいます。フッ素にはこの再石灰化を促進する働きが期待できます。

② 歯を強くする

私たちの歯は「ハイドロキシアパタイト」と呼ばれる物質で構成されています。この物質はとても硬いのですが、酸によって溶けやすい性質も併せ持っています。フッ素のよって歯の再石灰化が促進される際には、「フルオロアパタイト」と呼ばれるフッ素が入り込んだ物質へと作り変えられ、むし歯菌に負けない強い歯を作ることが可能となります。

医療機関で使用するフッ素と、市販の歯磨き粉に含まれるフッ素の濃度には違いがあります。

医療機関で使用するフッ素

医療機関で使用するフッ素の濃度は9,000ppmほどです。特に、歯質が弱い時期のこどもには、かなり濃度の高いフッ素を使用します。

大人でも、市販のフッ素入り歯磨き粉より濃度の高いフッ素を使用するので、虫歯予防に効果的です。

市販の歯磨き粉に含まれるフッ素

市販の歯磨き粉に含まれるフッ素は「500〜1,500ppm」ほどです。

以前までフッ素の上限は1,000ppm以下と決められていましたが、2017年に変更されました。フッ素濃度の上限が引き上げられたことにより、フッ素入り歯磨き粉で歯磨きしたあとの唾液に含まれるフッ素量は、従来よりも約2倍に増加しました。

大人がフッ素入りの歯磨き粉を使用する際の使用量の目安は、歯磨き粉2センチ程度です。

また、フッ素は生えたばかりの永久歯に効果的です。毎日の歯磨き時にフッ素入りの歯磨き粉を使用することで虫歯予防をすることができ、さらに、歯医者さんで塗ることのできるフッ素を3か月に一度塗ることで、より効果的に虫歯予防をすることができます！ 

フッ素は体にいいの？悪いの?

ここまでいうと、フッ素は「むし歯に対する万能薬」、「高濃度の物を毎日摂取した方がいいのでは？」と思われた方もおられるかもしれません。しかし、どんなに良い薬でも、薬にはいい作用（主作用）がある反面、悪い作用（副作用）が存在します。

まずフッ素はむし歯になりにくくなるだけであり毎日の歯ブラシなど清掃が大事でありそれを怠ってしまうとどれだけフッ素を摂取していてもむし歯にはなりますので日頃の歯磨きは必要です。

次にフッ素にも適量摂取するのは問題ありませんが過度に摂取しますと急性中毒(一度に大量に摂取した場合)、 慢性中毒(急性中毒は起こさないが、頻回に長期間摂取した場合)といった中毒症状、歯の形成期に過度に摂取しますと斑状歯と言われる形成異常が起こります。

急性中毒を起こすフッ素の量は６歳児で100gの歯磨き粉を１本丸飲み、あるいはフッ素塗布薬を4人分一気飲みすれば生じますが、まずそのような状況はないかと思います。

日常で歯磨き粉をつかったり、歯科医院で塗布する範囲内では毒になるということはないといえます。

このように、フッ素の虫歯予防効果というのは、医学的根拠に基づいたものですので、積極的に活用していくのが効果的です！普段からフッ素入りの歯磨き粉を使用したり、歯科医院で受けるフッ素塗布の虫歯予防効果は極めて高いので、定期的に受けることをおすすめします(^^)