歯周病に効果のある歯磨き粉って??
投稿日:2022年2月19日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは!
衛生士の江頭です。
早いもので2月も半分を過ぎましたね!
今週末は天気が崩れるようですが、もう雪はふらなさそうで一安心です(^^;)
先日バレンタインがありましたが、皆さんはどのように過ごされたのでしょうか?
当院では院長がスタッフ1人1人にバラをプレゼントしてくれました!!
さて今日は、コマーシャルでもよく耳にする『歯周病』に効果的な歯磨剤についてのお話をさせていただきます。
歯磨剤とは歯磨き粉のことを表しています。
歯磨剤を使用している方が多いと思いますが、歯ブラシだけでも汚れは落とすことができます。
ですが歯磨剤を使用することで、汚れを落とす効果を高めてくれるんです!
薬用成分の入ってる歯磨剤を使用することで、むし歯や歯周病を抑制・予防してくれたり口臭予防になったり、様々な効果を得ることができます。
実は歯磨剤は含まれている成分によって3種類に分類されていることをご存知ですか?
①化粧品歯磨剤
②医薬部外品歯磨剤
③医薬品歯磨剤
歯周病予防を目的として使用するのであれば、
②の医薬部外品歯磨剤を選んで使用してください。
何の成分が含まれているかは、歯磨剤の裏面の成分表に記載されています。
歯周病予防に効果的な成分
・殺菌成分
→イソプロピルメチルフェノール(IPMP)
塩化セチルピリジニウム(CPC)
塩化ベンゼトニウム
トリクロサン
ラウロイルサルコシン塩(LSS)など
・抗炎症成分(はれを抑える成分)
→トラネキサム酸
β(ベータ)‐グリチルレチン酸
ε(イプシロン)-アミノカプロン酸など
・血流改善成分
→トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE)など
・歯ぐき引き締め成分
→塩化ナトリウムなど
・口臭予防成分
→ゼオライトなど
歯周病予防で歯磨剤を選ばれる際は、上記の成分が入っているかを参考にしてみてください^ ^
様々な歯磨剤を目にすると思いますが、歯磨剤は大きく分けて『ペースト状』と『ジェル状』の2種類に分かれています。
そしてそれぞれにメリットとデメリットがあります。
〈メリット〉
ペースト状
→・発泡剤が配合されているので、爽快感を得やすい
・研磨剤が配合されているので、着色除去効果がある
ジェル状
→・発泡剤微配合であることが多く、薬用成分がお口の中に留まりやすい
・研磨剤無配合であることが多く、歯の面や歯ぐきが傷つかない
〈デメリット〉
ペースト状
→泡立ちやすいので、磨いた気になりやすい
ジェル状
→研磨剤無配合なので、着色がつきやすい・落ちにくい
歯周病予防を目的として使用するのであれば、ジェル状がオススメです!
なぜなら、薬用成分がお口の中に留まりやすいからです。
どのタイプの歯磨剤を使う時も、注意していただきたいことがあります!
それは、うがいの『お水の量』と『回数』です。
お水の量は10〜15ml、回数は1回にとどめると良いです!
そうすることで、お口の中に歯磨剤に含まれる薬用成分がとどまります。
お口の中に歯磨き粉が残っている感じが気持ち悪いという方もいらっしゃるかもしれませんが、せっかく効果的
な成分が入っているものを使うのであれば、一番効果的な使い方をしていただきたいなと思います^ ^
■ 他の記事を読む■