歯が溶けてる!?もしかして酸蝕症かも!?
みなさんこんにちは(^ ^)
歯科衛生士の安藤です!
まだまだ寒いですが皆さん体調は崩してないですか?
私は去年一度も風邪を引きませんでした!お口の中を清潔にすることでも風邪を予防できるので皆さんぜひ!メンテナンスへお越しください!
酸蝕症(さんしょくしょう)という病気をご存知ですか?初めて聞いたという人もいれば、名前だけ知っているという人もいるかと思います。
皆さん、ご自身の歯溶けていませんか??
歯が溶けてしみている場合は注意が必要です!
歯は想像以上に酸に弱く、実は私たちが「すっぱい」と感じる酸性度の高い飲食物に長く触れていると、簡単に溶けてしまいます。
歯の表面のエナメル質は、リン酸カルシウムでできている人体で最も硬い組織です。ところが、強い酸に触れると化学反応を起こして分解し、溶けてしまいます。
エナメル質が溶けてしまうと、その下にある軟らかい象牙質がむき出しの状態になり、食べものを噛んだり歯みがきをしたりする時の摩擦でどんどんすり減ってしまいます。
こうした状態を放っておくと、冷たいものがしみる知覚過敏症になったり、むし歯が一気に進行したりするなど、さまざまなトラブルを引き起こすことになります。
酸蝕症になる原因は、体の中から出てくる酸による内因性と、酸性の食品など外から取り込む外因性の2つに大きくわけることができます。
内因性の酸蝕症・・・
主に胃酸が逆流してくることによって生じます。
・嘔吐をする機会が多い
・逆流性食道炎
外因性の酸蝕症・・・
酸性度の高い飲み物や食べ物を習慣的に摂取することが主な原因です。
・みかんやグレープフルーツ、レモンなどの柑橘系の果物や果汁からつくられたジュース、梅干し
・炭酸飲料、黒酢、栄養ドリンク、ワイン、スポーツ飲料
などが挙げられます。
私たちの口の中は、普段は中性のpH7前後に保たれています。しかし、飲食物や胃酸の影響で酸性度が高くなり、pH5.5以下になると歯は溶けやすくなります。
酸性の飲食物は健康に良いとされている物も多く、まったく控えてしまうわけにもいきません…
酸蝕症を防ぐためには、
①酸性の飲食物を口にした後は水で口をゆすぐ
②酸性飲食物をだらだら食べたり飲んだりしない
③寝る前には酸性の飲食物を控える
といった対策が必要です!!
酸蝕症は、虫歯や歯周病に続く第三の歯の疾患で、現代の生活習慣病です。
定期的に歯科医院を受診し、歯の健康状態をチェックしてもらいましょう(^^)
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