口臭が気になる…舌苔?舌ケアとは?
投稿日:2023年5月27日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは!歯科衛生士の伊藤です!
ここ最近のお天気は気温差が激しいですね…体調を崩しやすい季節ではありますが、みなさん楽しいことや疲れたときはゆっくり休んで、お身体に気をつけてお過ごしくださいね!
さて、みなさんはお口の中の匂いが気になったことはありますか??
自分ではなかなか気づかないことも多いかと思いますが、1日の中でお口の匂いは変動します!
生理的なお口の匂いは、生活リズムによって強くなったり弱くなったりします。普段お口の中は唾液で常に洗い流されてきれいな状態ですが、唾液が減るタイミングでは匂い成分が発生しやすくなります。
一般的に朝起きた時や、空腹時、唾液の分泌が減る時や、年齢が上がるにつれてお口の臭いが強くなることが知られています。また、匂いの原因である
『舌の汚れ』が多く付いていると、お口の匂いも強くなる傾向がみられます。
一方で、食事をとると舌の汚れが食べ物でこすれてとれたり、唾液で流されたりするため、匂いが低下します。
舌の汚れとは??
専門用語で『舌苔』と言います。
鏡で自分の舌をみると白っぽい汚れが付着していることがあります。これがお口の中の匂いの大きな原因となる『舌苔です』です。
この舌苔は、お口の細菌や食べかす、剥がれ落ちた粘膜などがたくさん付着して出来た汚れです。
お口の匂いの約6割が舌の汚れ(舌苔)に起因していると言われています。
一度ご自身の舌はどうか、鏡で見てみてください!
舌のケアは毎日簡単に出来ます!
お口の匂いの大きな原因は舌の汚れ(舌苔)です。歯磨きや歯間ブラシなどの毎日のオーラルケア習慣に、舌ブラシを用いた舌ケアも取り入れてみませんか??
お口の匂いには種類がいろいろありまして、主に3つに分類されます。
①生理的なお口の匂い
歯の周りや、舌の上は、食べかすや歯垢、剥がれ落ちた粘膜などの汚れが溜まりやすい場所です。お口の中の細菌がこれらをエサにして腐らせることでガスが発生します。これを揮発性硫黄化合物と呼びます。程度には差がありますが、誰もが持ちうる匂いです。
②食物由来のお口の匂い
食べ物の匂い成分や、アルコールが吸収されると、血液で全身を巡り、やがて、肺を通して呼吸とともにお口から出ていきます。
③体調が良くないと起こるお口の匂い
歯周病やのど・鼻・胃腸の健康状態によっては特有のガスが発生し、お口の匂いの原因になることがあります。
以上のことから、舌苔を取り除いてあげるためのケアはとても大切なので、お口の中が乾燥している方は、キシリトール配合のガムを噛んで唾液を出してお口の中を潤してあげると良いです◎
また、セルフケアに歯ブラシやフロスだけではなく、舌クリーナーなどを取り入れるとなお良いので、お口の匂いが気になる方は是非スタッフにお声がけください!
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