口が乾く、口腔乾燥、ドライマウスとは?!
投稿日:2022年9月24日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは!歯科衛生士の伊藤です!
今週は台風で雨の日が続いていますね(涙)私はいつ雨が降っても困らないように今週、出歩く際には必ず折り畳み傘を持ち歩くようにしているので少し安心してお出かけできています^ ^
さて、今回は口腔乾燥についてご紹介します!
口腔乾燥とは、唾液分泌の低下や口腔粘膜の保湿度が低下した状態をいいます。
唾液は、口腔内を健康に保つための重要な要素で、唾液の分泌が正常であれば、自浄作用や粘膜保護作用により、細菌の量をコントロールしたり、さまざまな刺激から粘膜を保護することができます。
しかし、口腔が乾燥していると、口渇感、口腔粘膜乾燥、咀嚼・嚥下障害が起こり、唾液の粘稠度が高くなります。また舌に汚れが溜まったり、唇のひび割れや口角炎が見られます。
唾液の作用の自浄作用や抗菌作用が低下すると、口腔カンジダ症が増加します。また、潤滑作用、保護作用の低下により、虫歯や歯周病になりやすく、義歯の吸着も悪くなり安定しなくなります。このような症状が見られる場合には、口腔乾燥症(ドライマウス)が疑われ、乾燥がひどい場合には、味覚障害や粘膜に亀裂が生じたり疼痛を伴うこともあります。
口腔乾燥の原因としては、シェーグレン症候群によるものやストレス、薬物の副作用などさまざまなものがあり、とくに薬物の副作用とストレスによるものが多いと言われています。
そのほかの原因としては、舌などの口腔機能の低下によって、唾液量の減少で口腔乾燥になるということがあります。
※シェーグレン症候群とは…
免疫のバランスが崩れることで涙や唾液を作る臓器を中心に炎症が生じ、目や口などを中心にさまざまな部位の乾燥を引き起こす病気です。
口腔乾燥の治療としては、口腔乾燥の原因が明らかな場合の治療には、原因を除去することによって唾液分泌を改善する方法と、口腔乾燥に対する苦痛を和らげる方法があります。
口腔乾燥の原因が明らかな場合の治療には、薬物の副作用の除去、水分補給、口呼吸の改善、生活習慣や体質改善があります。
口腔乾燥に対する苦痛を和らげる方法としては、水分補給、口腔潤滑剤の使用、保湿スプレー、があります。
口呼吸から口腔乾燥につながる事もあるので、鼻で息をするように心がけてみる事や、空き時間にもできる口腔体操を行って唾液の分泌を促進することもおすすめです!口腔体操は唾液の分泌を促進するだけではなく小顔効果にもつながるのでおすすめです♪
ここで口腔体操を一つ紹介します!
★ベロ回し
やり方は舌を唇と前歯の間に入れて、歯に沿わせるようにぐるぐると回します。唇や頬が膨らむようにゆっくり左右に回転させましょう!
是非空き時間に行ってみてください!
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