花粉症と歯は関係ある??|船橋駅3分の歯医者|川手歯科医院

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花粉症と歯は関係ある??

投稿日:2025年3月22日

カテゴリ:スタッフブログ



みなさんこんにちは♪
歯科衛生士の安藤です!


昼間は気温も上がり、少しずつ過ごしやすい季節になってきましたね(^^)
私は花粉症があるのでこの時期は辛いです…


花粉症の時期になると"歯が痛い…"と感じたことがある方もいるのではないでしょうか。
歯が痛いと感じていても、鼻が原因で痛みが出ていることもあります。
そこで、今回は歯と花粉症の関係について詳しくご説明していきます!

なぜ歯がしみたり痛くなるのか、歯と花粉症に何の関係があるの?と思われるかもしれませんが、歯と花粉症には、直接的な関係はないものの、間接的な関係があります。


【花粉症と歯の痛みについて】

鼻づまりになると鼻呼吸がしにくくなり、口呼吸になってしまいます。
そうすると、お口の中が乾燥して細菌が繁殖しやすい状態になり、虫歯や歯周病が悪化しやすくなります。

さらに、花粉症の薬の成分は唾液を抑える働きもあり、薬を飲むと口が乾くと感じた方もいるのではないでしょうか。
お口の中が乾燥しやすくなり、汚れを洗い流す「自浄作用」も弱くなってしまうので、お口の環境が悪化して虫歯や歯周病のリスクが高まります。

【副鼻腔炎を引き起こしている】

花粉症になると、多くの方が「鼻水・鼻づまり」の症状が出て、悪化すると炎症を引き起こし、鼻の奥の副鼻腔炎になってしまうことがあります。
炎症を起こす場所が上顎のため、歯の根が近くにあり、噛んだ時に痛みを感じることもあります。

この場合、炎症が落ち着くと痛みもなくなるので歯科治療の必要はありません。
レントゲン撮影をすると、どこで炎症を引き起こしているか判断ができます。
「噛んだ時に痛い」「振動で響く感じがする」などの症状が出ることが多くなります。


【副鼻腔炎とは】

副鼻腔炎は蓄膿症ともいわれ、膿がたまったり、ポリープができたりする状態です。
慢性的に症状が続くものを「慢性副鼻腔炎」といい風邪などで一時的に炎症を引き起こしている場合は「急性副鼻腔炎」といいます。
副鼻腔炎の原因としては「アレルギー」と「感染」が考えられます。
感染で膿が長い間たまっている状態を「蓄膿症」といいます。


【副鼻腔炎の原因】

・歯によるもの
歯の根の先に膿の袋がたまっている場合や歯周病が上顎洞にまで炎症を引き起こした場合です。
最近では、インプラント治療が普及して、インプラントが原因の上顎洞炎も報告されるようになりました。

・鼻によるもの
副鼻腔炎は風邪などでウイルス・細菌とアレルギーが原因で炎症が引き起こされる場合があります。
そうすると、ドロドロした鼻水が出たり、鼻の粘膜に腫れが起きたりします。
この腫れが原因で鼻水が上手く排出できないと、膿としてたまって副鼻腔炎になります。




花粉症の時期には、歯の痛みで来院する方が増えますが、副鼻腔炎が原因で痛みが起きている可能性があります。
鼻によるものの場合、症状が軽い時に薬を服用すると早く落ち着きます。
歯によるものの場合、原因の特定をして、根の先に膿がたまっている場合は治療が必要です。


お気軽にご相談ください(*^^*)

 



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