歯を強くするために!
投稿日:2023年3月6日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは!歯科衛生士の伊藤です!
3月に入りいよいよ卒業シーズンですね!!
私は昨年の今頃、歯科衛生士国家試験前で緊張していたのを今でも鮮明に覚えています。
その日から1年が経とうとしていますが1年、本当にあっという間でした!
春は季節や環境の変化で体調が変わりやすいですが、皆さん4月から無理せずに頑張りましょう!
今回は、フッ素についてまとめていきます!
フッ素には、エナメル質の修復促進、歯質強化、菌の働きを弱めるなど、むし歯の発生を防ぐ効果があり、予防に有効な成分として注目されています。
フッ素はどのように働くのか
3つの働きで、ムシ歯の発生と進行を防ぎます。
●エナメル質の修復を促進
酸により歯から溶け出したカルシウムやリンを補うこと(再石灰化)を促進します。
●歯の質を強化
歯の表面を覆うエナメル質を、酸に溶けにくい性質に変え、ムシ歯への抵抗力を高めます。
●菌の働きを弱める
ムシ歯を引き起こす細菌の働きを弱め、酸がつくられるのを抑えます。
口の中に長く留まるほど効果的です!
歯磨きの後に、口の中に残ったフッ素がむし歯予防に効果的に働くため、フッ素を長く留めるハミガキ剤がおすすめです。
☆使用時の注意点☆
フッ素配合ハミガキ剤を使う時は、次のことに注意しましょう。
●効果的に使うための量
年齢によってフッ素配合ハミガキ剤の使用量の目安は異なります。
0〜2歳の使用量は1〜3mm程度
3〜5歳は5mm程度
6〜14歳は1センチ程度
成人の方は2センチ程度
の使用が目安となっております。
●歯磨き後のすすぎ
10~15mlの水を口に含み、1回程度すすぐことがおすすめです。口の中により多くのフッ素が残り、むし歯の予防に効果的に働きます。
●ハミガキ剤は飲み込まない
多くの実験によってフッ素の安全性は確認されていますが、ハミガキ剤は食品ではないので飲み込まないようにしましょう。子どもの場合は、ひとりですすぎができるようになってから使用しましょう。
ほとんどの食品に含まれるミネラル成分の一つ
フッ素は、魚介類や野菜、肉、牛乳、塩、お茶の葉っぱなど、ほとんどの食品に含まれており、ビタミン類の様に、毎日摂らなければならない必須の栄養素に位置付けられています。
ただ、フッ素は単体ではなくナトリウムと結びついた「フッ化ナトリウム」、カルシウムと結びついた「フッ化カルシウム」など必ずほかの物質と結びついて存在しています。フッ素が含まれる食品を摂るように意識してみましょう!
こちらが当院で扱っているフッ素配合歯磨剤です!
当院に来院された際は、担当衛生士からお口の中にあった歯磨き粉をご提案致します!
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