あれもこれも実は唾液のおかげ??
投稿日:2023年5月13日
カテゴリ:スタッフブログ
みなさんこんにちは(^ ^)
歯科衛生士の安藤です!
GWも終わり、天気が良かったり悪かったり、暑かったり寒かったりと不安定な天気ですね…
温度差があると体調も崩しやすいため体調管理に気をつけてお過ごしください^^
ところで皆さんあれもこれも唾液のおかげになっていることご存知ですか?
実はこんなことまで!?ってなる唾液の役割についてご説明します!
唾液の99.5%は水分です。水として細菌や食べ物を洗い流す作用、食べやすくする作用、粘膜を濡らして傷をつけにくくする作用などがあります。
①食べ物が飲み込めるのは唾液のおかげ
例えば、硬いお煎餅をバリバリと噛み砕き、咀嚼してもまったく問題がないのは、唾液の水分で粘膜が濡れているからなのです。
また、お餅を喉に詰まらせて禁中搬送されることがあります。これは嚥下の能力の低下と、唾液の分泌量の減少により、お餅が唾液できちんとコーティングされていないからです。
しっかり咀嚼をすることで、咀嚼唾液反射による唾液が分泌されます。
②口の中が掃除されるのも唾液のおかげ
唾液の量は多いほうが良いですが、なぜ量が大切かと言いますと、口の中を洗い流す作用にかかわるからです。この作用のことを自浄作用(洗浄作用)と言います。
自浄作用は、唾液を飲み込むときにはたらきます。嚥下をするときれいな唾液がまた分泌され、汚れた唾液は食道に飲み込まれます。
人間1分間に2回唾液を飲み込んでいるので、毎日相当数の洗浄が行われていることになります。
朝、口がねばつくことがありませんか?
これは、夜中に唾液が大幅に減り、唾液の量が激減した結果、自浄作用が停滞し、細菌が増えて口が汚れた証拠なんです!
③味を感じられるのも唾液のおかげ
舌には"味蕾"という器官がたり、ここで味を感じます。しかし、味蕾に食べ物が触れただけでは味は感じません。味物質が唾液に溶けて初めて味蕾に運ばれるのです。
つまり、水溶性のものしか味は感じません。スプーンや箸はもちろん水溶性ではないので味はしません。
また、味蕾の周りにはいつも唾液が分泌されており、水に溶けた物質をすぐ洗い流します。唾液が次々と味物質を洗い流すことで、新しく口に入ったものが安全かそうでないかを判断することができているわけです。
唾液はこんなにもすごい力を持っています!
唾液はとても重要なんです!そんな唾液を増やす方法としては"ガム"がおすすめです!!
ガムを噛むと咀嚼回数が増えるので、唾液の分泌量を増加します。
食事以外の時間、ガムによってお口の中を洗浄することができます。
そんなガムですが…
虫歯の原因にならないガムでなければいけません!砂糖が未使用であることは必須です!
どんなガムが良いか知りたい方は担当の衛生士までお声がけください!
たくさん唾液を出してお口の中を守っていきましょう⭐︎
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