前歯のブリッジ(セラミックスを使用した延長ブリッジ)
院長の川手良祐です。
2021年も様々な治療方法をご説明していきます。
前歯に入れ歯を使用していた方が「入れ歯ではなく隣の歯を削らない延長ブリッジで治療したケース」をご説明致します。
ホームページ掲載について患者様から許可を得ています。
30代・女性の方で先天的に歯が生えていないために入れ歯を使用されていました。
当然ながら見た目には入れ歯のバネが見えてしまい審美障害となってしまっています。
本来であれば歯が一本欠損している場合にはインプラントが適応になりますが、様々な理由からインプラント治療は難しくブリッジでの治療をご提案致しました。
左上の前歯が綺麗なために、健康な歯を削りたくないために今までブリッジではなく入れ歯をお使いだったようです。
前から見ると入れ歯の金具が見えてしまい自然に笑うことができないとおっしゃっていました。
裏側にも入れ歯のバネがあるために舌感も悪く発音障害も起こしやすい状態でした。
左上の3番目の歯にセラミックスのクラウンが装着されていたために、この歯を使用した延長ブリッジで治療することになりました。
この歯では噛んでいなかったためにかみ合わせの回復の意味合いでもこの歯を外しました。
隣の歯を外し延長ブリッジのタイプの仮歯を装着します。
延長ブリッジであれば隣の歯(前歯)を削ることなく装着が可能です。
欠損している歯茎にはオベイトポンティックといい、歯が生えているように見せる処置も行いました。
仮歯を入れ、「見た目」「噛み合わせ」など問題がないのを確認し、歯形をとりセラミックスの歯を製作しました。
歯の形を調整する時にはマイクロスコープを使用した精密な治療を行うことは言うまでもありません。
隣の歯(前歯)を削らずに綺麗な歯が入ったために非常に喜んでいらっしゃいました。
患者:30代・女性
費用:220,000円/税込(2021年1月現在)
治療回数:4回
治療期間:2ヶ月
リスク:歯並びや噛み合わせによってはセラミックスが欠けてしまい、延長ブリッジの適応にならないことがあります。治療前に十分な検査・診断が必要です。
従来のブリッジでは両隣の歯を削ることが当たり前でした。
現在では歯を削らずに接着性ブリッジ(ここをクリックすると説明ページに移ります)や延長ブリッジで治療することが可能です。
奥歯でも対応可能な場合もあります。
快適にお食事をすることが健康への第一歩です。
川手歯科医院では従来の治療ではなく最新の治療を行えるように日々スタッフ一同で研鑽しております。
川手歯科医院
院長 川手良祐