削らない接着性ブリッジで綺麗な前歯を
院長の川手良祐です。
梅雨が続き連日雨が降っていますが、気分をスカッとするような前歯の綺麗な治療をご紹介したいと思います。
ホームページ掲載について患者様から許可を得ています。
左上の前歯に歯を入れた治療です。
「接着性ブリッジ」といい従来の削るブリッジとは異なり、歯を削らずに隣の歯に接着させています。
従来のブリッジは左右の歯を全て削ることが必要でしたが、現在は「接着」技術が非常に高く、人工の歯を接着でつけることが可能です。
綺麗な歯はどのようにして入れたのかご説明いたします。
左上の前歯がなく審美障害が認められました。
左右の歯は綺麗で患者様は削る事に抵抗があったので、歯をほぼ削らずに治せる「接着性ブリッジ」で治療をすることにしました。
噛み合わせや左右の歯の状態を診断することが必須です。
「接着性ブリッジ」とはウイングを隣の歯に接着する治療です。
従来は両側に付けてましたが、左右の被圧変位量の違いから取れてしまうことが多く論文で報告されており、片側に伸ばすのが主流となっています。
歯の表面を綺麗に磨き、歯形を採るだけでこのような綺麗な歯を歯科技工士さんに製作して頂きます。
【治療手順】
①検査・診断
②歯を綺麗に磨き歯形を採る(*歯は削りません)
③歯を接着する(写真の赤いマーカーの部分に接着します)
従来のブリッジの場合は削って仮歯に変えたりと長期間・複数回かかっていましたが、接着性ブリッジは2回で治療終了です。
歯を削っていないのでストッパーがなくズレることがあり難しい治療と言われています。
マイクロスコープを使いながら慎重に接着させます。
前から見ると元々歯があるように見えますよね。
隣の歯は削らずに表面を磨いただけです。
10年前なら外れることが多かった治療ですが、現在の医療技術の進歩がもたらす最良の治療です。
接着性ブリッジの治療で大切なのは噛み合わせに注意することです。
写真のようにブリッジには咬み合わせの力は伝わっていないので外れるリスクはほとんどありません。
年齢・性別 | 36歳 男性 |
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治療費 | 198,000円/税込(2020年7月現在) |
治療期間 | 2週間 |
治療回数 | 2回 |
リスク | 噛み合わせを判断しないと外れる可能性があり、噛み合わせによっては適応外になることがあります。 |
長年悩んでいた前歯が綺麗になりとても喜んでいらっしゃいました。
マスクをつけている日々が続きますが、マスクを外した時に素敵な笑顔でいたいですね。
お悩みなどあれば川手歯科医院までお気軽にお問い合わせください。
川手歯科医院
院長 川手良祐