前歯の隙間(すきっ歯・正中離開)を矯正せずに埋めるダイレクトボンディング治療
前歯の隙間(すきっ歯・正中離開)を治すダイレクトボンディング治療の症例ページをご覧になり【前歯の隙間を治したい】と来院される患者さまが非常に多くなっています。
隙間(すきっ歯)を治す治療は歯並びを改善する矯正治療をイメージされる方が多いですが、「矯正治療は時間がかかってできない」「矯正器具が目立つ」「マウスピース矯正は手間がかかる」などの理由から矯正治療を選択できない場合もあります。
【ダイレクトボンディング】は【1回で治療可能】のために短期間で綺麗に治したい場合には非常に有効な治療方法です。
改めて当院で行っている【前歯の隙間(すきっ歯・正中離開)を治すダイレクトボンディング治療】をご説明致します。
治療については【マイクロスコープ】を使用する【精密治療】で行っています。。
拡大して治療をすることで精密な治療が可能になります。
患者さまはずっと前から【前歯の隙間が気になる】を主訴に1時間以上かかる場所から来院して頂きました。
*ホームページの掲載に関して患者さまから写真の使用許可を得ています*
歯垢(プラーク)が付いていると歯に詰め物が接着しないために徹底的に綺麗にします。
しかし、歯垢(プラーク)は目では見えないために「染め出し液」を使用します。
小学生の時に学校で歯垢(プラーク)を赤く染める体験をした方も多いと思います。
当院では歯垢(プラーク)か最近ついたのか、前からついているかが分かる2色のタイプを使用しています。
前から付いていると赤紫色、最近付いた場合は赤色に染まります。
これは磨き方のチェック(プラークコントロール)の際に非常に有効でわかりやすいです。
今回は色が染まった場所は徹底的に除去します。
除去には「エアフロー」を使用します。
従来の方法の「ブラシと研磨剤で磨く」のではなく、体に優しい「アミノ酸パウダー」を高圧で吹きかけます。
歯や歯肉を傷つけることなく歯を綺麗にします。
いよいよ歯の形を製作する段階です。
ダイレクトボンディングは【接着】が非常に重要です。
【ラバーダム】を使用し唾液や歯肉溝滲出液(歯茎にある水分)を遮蔽します。
*歯の条件によってはラバーダムができないこともあります*
ラバーダム装着後に徹底的に歯の表面を綺麗にします。
その後、歯に材料が接着する過程を経てコンポジットレジンにて歯の形を作ります。
歯の隙間の計測を行い、その量に応じたマトリックス(型)を試適します。
詰める幅が決まったらコンポジットレジンを填入して形を作ります。
マイクロスコープを使用して視野を拡大し1本ずつ精密に詰めます。
最後は形の修正と研磨です。
画像にはないですが、笑顔と調和がとれているかなど、様々な角度や視点から形を決めます。
研磨は艶を出す専用の研磨剤も使用し、水が弾くくらいまで徹底的に綺麗にします。
非常に【綺麗な前歯】になりました。
患者さまは長年ずっと気になさっていたようですが、鏡で見て頂いた時の笑顔は最高でした。
マスクを外した時の歯並びが綺麗でしたら自然と笑顔になると思います。
レントゲンからも詰め物が段差なく緊密にしっかり詰められた事(レントゲンで白く写っている部分が詰め物)が確認できます。
この症例はダイレクトボンディングで治療を行いましたが、矯正治療(ワイヤー矯正やマウスピース矯正)での対応も可能ですので、歯のことでが気になる場合はお気軽にお問い合わせください。
川手歯科医院
院長 川手良祐
年齢・性別 | 50代 女性 |
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治療費 | 55,000円/税込(2023.1現在) ダイレクトボンディング1本 |
治療期間 | 1日 |
治療回数 | 1回 |
リスク |
転倒や外傷によって欠けることもあります。隙間の量によっては治療が適応外のこともあります。治療前に十分な検査・診断が必要になります。 |