虫歯治療・根管治療
このページの目次
痛くない、削る量も少ない低侵襲の虫歯治療
歯医者嫌いの根本には、治療に伴う痛みがあります。これを最小限に抑えるだけでも、患者さまの満足度は大きく向上します。同時に、違和感があればすぐに来院して頂けるようになるため、歯を削る量も少なくて済み、お口の健康も向上します。そんな低侵襲の虫歯治療を実践するために、当院では以下に挙げるような取り組みを行っています。
川手歯科医院式!痛くない・抜かない・削らない虫歯治療
痛みを抑える10の治療法
川手歯科医院では、虫歯治療に伴う痛みを軽減するために、10の方法を実践しています。虫歯治療の痛みをゼロにすることは難しいですが、可能な限り痛みの少ない処置を心がけております。当院ほど痛みの緩和にこだわっている歯科医院は船橋でも珍しいといえます。
8つの歯を削らない治療法
川手歯科医院では、可能な限り歯を削らない、低侵襲治療を心がけております。虫歯になったらとにかく削るのではなく、残せる歯質を多くし、歯の寿命を延ばすような保存治療を重視しております。そのために実践している8つの方法をご紹介します。
抜歯をしない8つの治療法
虫歯にかかったら、歯を抜いてしまうのが最もシンプルで、簡単な治療法です。けれども、一度失った歯はもう二度と元には戻りませんので、できるだけ抜かないに越したことはありません。インプラントや入れ歯ではなく、患者様ご自身の歯を長く使い続けて頂くためにも、当院では8つの方法を実践しております。
根管治療の精度が歯の保存の可否を決める!
川手歯科医院では、マイクロスコープを活用することで、精密な根管治療が可能となっております。肉眼では確認することが困難な根管内を20倍に拡大された視野でもって処置を施すため、病巣の取り残しや治療後のトラブルを限りなくゼロに近づけます。そのため、船橋のみならず千葉県全体から沢山の患者さまにお越しいただいております。歯の保存の可否を決める根管治療だけに、皆さま最良の治療を求めていらっしゃいます。
セカンドオピニオンに対応
当院では、セカンドオピニオンに対応しています。他の歯科医院で診断を受け、より多くの意見を聞きたいという方には、喜んで診察させて頂いております。特に抜歯の診断は重要で、場合によっては抜かなくて済むことがありますので、お気軽にご相談ください。
神経を抜いて根管内を無菌化する治療
虫歯が重症化すると、歯の神経にまで感染が広がります。その際、必要となるのが根管治療です。根管内の神経や血管を抜き取り、専用の器具を用いて形態を整えます。根管内には細菌が充満しているため、消毒液などを用いて除菌を行います。そうして根管内を無菌化することが根管治療の主な目的です。最後は根管内にセメントを詰め、崩壊した歯冠にかぶせ物を設置します。
歯の神経の治療!根管治療の流れ
歯の神経に達した虫歯
根管治療は、歯の神経にまで細菌が侵入した、比較的重症度の高い虫歯に行われる治療です。
根管の形態を整える処置
根管内の構造は微細かつ複雑で、肉眼で直視するのは困難です。そこでリーマーやファイルと呼ばれる専用器具を用いて、根管内の形態を整えます。
根管内を消毒、殺菌する
根管内の消毒、殺菌は専用の薬剤を用いて、徹底的に行います。
根管をセメントで埋める
根管内の無菌化が終わったら、殺菌効果のある特殊なセメントを流し込みます。すると、虫歯菌が再度繁殖する余地がなくなります。
根管を閉じる
セメントが硬化したら、根管を閉じます。根管を封鎖することで、虫歯菌による二次感染を防ぎます。
歯冠をかぶせ物で補う
根管治療後には、歯冠が崩壊した状態になっていますので、銀歯やセラミックのかぶせ物で補綴し、元の形態へと回復させます。
抜歯の要否は根管治療の精度で決まる
根管治療は非常に難しい歯科治療のひとつで、保険診療の治療では、再発率は80%を超えると言われています。根管内に再感染が起こると、多くの場合で抜歯が必要となります。それだけに、歯を残せるかどうかは、最初の根管治療の精度にかかっているとも言えます。マイクロスコープを用いた精密根管治療は、歯科用顕微鏡という大きな装置を用いて治療をするため、一般的な治療と比べると手間暇のかかる処置となりますが、結果的に歯を残せるのであれば、患者様にとって有益といえます。
川手歯科医院式”精密根管治療法”
根管治療は、ある意味で歯科医師の技量が試される重要な処置のひとつと言えます。川手歯科医院では、そんな根管治療に力を入れ、患者様の歯を残すことに全力を注いでおります。船橋だけでなく千葉県全体から患者様にお越し頂けているのは、川手歯科医院式の精密根管治療を認めて頂けているからだと自負しております。
マイクロスコープの活用による精密根管治療
マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)は、肉眼の20倍まで視野を拡大できる装置で、精密根管治療には欠かすことができません。
- 病巣の取り残しはないか?
- 根管内に亀裂はないか?
- 根管の見落としはないか?
など、肉眼では決して確認することができない微細な異常や病変も把握することが可能となり、根管内の無菌化に寄与します。当院では5台完備しフル活用しています。
ラバーダムによる汚染防止
当院では、根管治療の際にラバーダムを使用しています。ラバーダムとは、文字通りゴム製のシートを用いる処置で、治療を施す歯を唾液などの汚染源から守ります。根管治療は、無菌状態で行わなければならない繊細な処置ですので、わずか0.01mlの唾液が流入するだけも失敗に終わります。それだけに、ラバーダムによる隔離処置は不可欠といえます。
柔軟性の高いニッケルチタンファイルを使用
根管の形態には個人差があり、クネクネと彎曲しているケースも珍しくありません。そんな彎曲根管に対しては、通常のステンレス製ファイルでは対応することが難しいため、柔軟性の高いニッケルチタンファイルを活用しています。その結果、根管への追従性が高まり、根管を傷つけることなく、その形態を整えることが可能となります。
エルビウムヤグレーザーによる殺菌
根管治療後の再発リスクを軽減するためには、根管内部をきちんと洗浄し、細菌を減らすことが重要です。そのため、当院では根管治療の際に必要に応じてエルビウムヤグレーザーを使用いたします。根管の洗浄中に洗浄液とレーザーを併用し、微細な泡を発生させることによって洗浄力を高めます。また、レーザー光には殺菌作用があるため、根管内部の無菌化に効果的です。
MTAセメントを用いた神経を抜かない虫歯治療について
現在の歯科治療では神経を抜くことは激減しています。2020年、川手歯科医院で神経を抜いた治療は「ゼロ」でした。
上記の写真のように神経が露出しても、MTAセメントを用いることで神経を抜かずに済むことが非常に多くなっています。
【MTAセメント】…虫歯治療などによって神経が露出した部分を封鎖するための覆髄材(歯科用覆髄材料)。
過去のブログにもあるとおり「MTAセメント」を用いた治療が主流になっているためです。「マイクロスコープ」「ラバーダム」を併用し治療することでより精度の高い治療が可能です。
現医療は日進月歩です。常に学び続ける必要があり、川手歯科医院では常にその姿勢をもち、最新の治療を学び、実践しています。
以下では現在、川手歯科医院が実施する「MTAセメントを用いた神経を抜かない治療」の症例をご紹介いたします。
MTAセメントを用いた神経を抜かない虫歯治療の症例
虫歯が進行していた右上中間の歯を神経を抜かずに治療した症例をご紹介いたします。
(※治療内容をホームページに載せることは患者さまから許可を得ています)
診査・診断
右上中間あたりの歯です。症状はなく、一見すると綺麗だったのですがマイクロスコープで虫歯を発見しました。レントゲンを撮影すると神経まで達する大きな虫歯が見つかりました。
患者様に説明を行い、神経を抜かずに残す治療を選択され治療を行いました。
虫歯の除去
精密な治療を行うときには「ラバーダム」は必須です。唾液から感染を防ぎ、水分から接着不良を防ぎます。(※ラバーダムが適応にならない場合もあります)
歯だけ見えるようにしてマイクロスコープを用いた拡大視野の下で治療を開始しました。
写真の棒の先の丸い部分で歯を削ります。当然ながら小さい方が余計な歯を削らずにすみます。マイクロスコープ下では、肉眼では使えない先が小さくて細長いバーを使用することが可能です。
虫歯は目では見えません。「う蝕検知液」という虫歯を染める液体を使用します。
洗い流すと虫歯が染まるので虫歯を目で見ることができ、確実に除去することが可能です。細かい場所はエキスカ(右図)などの器具で丁寧に虫歯を除去します。
虫歯除去すると途中で神経が露出しました。神経の上部は感染していたので丁寧の取り除きました。
神経がある管には血管もあります。綺麗な毛細血管が見えた時点で感染源の除去は終了です。
MTAセメントによる覆髄/コンポジットレジン充填
MTAセメントを詰めて無事に神経を抜かずに残すことができました。その後、コンポジットレジン充填を行い、治療は終了です。
この際も当然ながらマイクロスコープを用いて高倍率で治療を行なっています。
治療前後のレントゲン写真
治療前後のレントゲン写真です。虫歯があった黒い部分は綺麗に充填されています。
上記のように精密な治療を行うことで神経を抜かずに済むことが非常に多くなっています。こちらの患者様は、現在もトラブルなく快適に生活されています。
年齢・性別 | 25歳 女性 |
---|---|
治療費 | MTA治療 38,500円/税込(2020.11現在) |
治療期間 | 1日 |
治療回数 | 1回 |
リスク | MTA治療を行っても神経の状態によっては保存できないこともあります。治療前に十分な検査・診断が必要になります。 |
神経を抜くと2度と元には戻せません。また、歯を多く削るので歯の寿命は短くなってしまいます。当院では可能な限り神経を抜かないことを第一に考えて治療を行っておりますので、いつでも川手歯科医院までご相談ください。
船橋の低侵襲の虫歯治療・根管治療なら川手歯科医院
川手歯科医院の虫歯治療なら、痛みを伴うことがほとんどありません。また、出来る限り歯質を残せるよう、最小限の切削処置を心がけております。船橋で痛みの少ない治療および低侵襲な虫歯治療をお望みなら、川手歯科医院にご相談ください。患者様の歯の健康を第一に考えた虫歯治療をご提供致します。