お口で呼吸するとどんな影響があるの?
投稿日:2024年11月9日
カテゴリ:スタッフブログ
みなさんこんにちは^ ^
歯科衛生士の小澤です!
11月になり寒くなってきましたね。私は夏よりも冬の方が好きなのでこれからの季節が楽しみです!
突然ですが、
何かに夢中になっている時など、気づいたらお口がポカンっと開いてしまっていることはありませんか??
お口が開いてしまう原因として最も多いのが「口呼吸」によるものです。
口呼吸をすることでどんな悪影響があるか知っていますか??
~口呼吸によるデメリット~
①むし歯になりやすくなる
口呼吸によりお口が乾燥すると、唾液が分泌されにくくなります。
通常、歯は唾液に含まれる成分により再石灰化し、初期のむし歯の修復をしてくれますが、唾液が少なくなるとこの働きが弱くなり、むし歯が進行しやすくなってしまいます。
②鼻呼吸よりも細菌感染のリスクが高くなる
鼻呼吸の場合は、鼻毛がフィルターの役目をしますが、口呼吸の場合は直接喉に入ってしまうため感染症にかかるリスクが高くなります。
③歯並びに影響が出る
子どもの顎は頬や唇、舌の力で大きく成長します。ところが口を開けたままにしておくと顎は通常の大きさに発達せず、歯が生えるスペースがなくなります。
④いびきをかきやすくなる
口呼吸をすると舌の位置が鼻呼吸の人よりも後方へ行ってしまいます。それにより気道が狭くなり、いびきをかきやすくなります。
いびきをかくと睡眠の質が下がり、たくさん寝ても疲れを感じることがあります。
また、口呼吸により舌に力が入りにくくなってしまうと睡眠時無呼吸症候群になりやすい状況を作ってしまいます。
口呼吸から鼻呼吸にするにはどうしたらいいのでしょうか??💭
①お口の周りの筋肉を鍛える
「あいうべ体操」やお口周りの筋肉のトレーニングをしましょう。
口の周りに筋肉がつくことで、口が閉じやすくなり口呼吸の改善につながります。
あいうべ体操とは?
次の4つの動作を順にくり返します。
1「あー」と口を大きく開く
2「いー」と口を大きく横に広げる
3「うー」と口を強く前に突き出す
4「ベー」と舌を突き出して下に伸ばす
1~4を1セットとし、1日30セットを目安に毎日続ける。
「あー」「いー」「うー」で口輪筋を鍛え、「べー」で舌筋が鍛えられます。
②耳鼻咽喉科を受診する
鼻炎や、蓄膿症、鼻詰まりになどより口呼吸になっている可能性もあります。
お口がポカンと開いている状態には様々なリスクがあり、寝ている間には口が開かないようにするテープや、口呼吸を改善する体操などもあります。
気になっている方はぜひ相談してみてくださいね^ ^
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