舌の役割知っていますか??
投稿日:2024年3月2日
カテゴリ:スタッフブログ
みなさんこんにちは♪ 歯科衛生士の安藤です!
季節の変わり目で体調崩していませんか??
気温差があるので体調にはお気をつけくださいm(_ _)m
今回は、お口の中だけでなく全身にも影響する舌の役割についてお話します(^^)
①咀嚼・嚥下機能
咀嚼とは、食べ物を「噛む」動作のことです。食べ物を口に入れると、まず前歯で噛み切り、舌で受け取ります。その後、すぐに食べ物を奥歯の上に運びます。奥歯で嚙み始めると、食べ物が落ちていかないように舌全体で支えます。 嚥下とは、食べた物が喉から食道・胃へ送り込まれること、飲み下すことを嚥下といいます。そのなかで舌は口の中にある食べ物を上手に食道に送り込む、重要な働きをしています。 また、効率的に奥歯で噛むために、歯と歯の間に食べ物を運んだり、食べ物と唾液を混ぜ合わせたりするのも舌の役割です。
②構音機能
私たちが言葉を発するにも舌の存在は欠かせません。言葉が口から出てくるのは、声帯から発せられる振動した空気を、口腔内で共鳴させて音にさせているからなのです。このとき共鳴をうまく形づくるのが舌です。舌が上手に動かないと、言葉がうまく出せないようになってしまいます。 舌の動きがあるからこそ、話したり歌ったりする時に、異なった音を出し、発声することができるのです!
③味覚機能
舌の表面には味覚を感じるセンサー「味蕾(みらい)」があります。味蕾は味細胞の集まりで、甘味・苦味・塩味・酸味などを感じることができます。これらの味が複雑に混じり合い、人は“おいしさ”を楽しむことができます。味蕾は舌だけでなく、上あごや頬の内側にも分布していますが、その大部分は舌が占めているので、主に舌で味を感じることができます。
以上のように、美味しく食べて楽しく会話するには、この「咀嚼・嚥下機能」「構音機能」「味覚機能」の3つの舌の働きが大きく関わっています!
④歯並び
舌の存在は歯の並びにもかかわってきます。 歯並びには、歯列の内側にある舌による圧力と、歯列の外側にある頬や唇による圧力が関わっています。両者のバランスが安定した位置に歯が並びます。 舌が左右どちらかに偏っていたり、特定の歯を押すなどの癖(舌癖)があったりすると、歯並びが乱れてしまいます。 歯並びを乱さないためには、普段から舌の位置(スポット)が大切になってきます!
舌には正しい位置があることをみなさんはご存知ですか?
また、普段舌がどこにあるのか意識していますか?
上顎の前歯の付け根から喉の奥の方に舌を滑らせていくと、わずかにへこんだ部分があります。これを「スポット」といいます。このスポットに舌を収めるようにし、舌全体を上顎側にくっつけた状態が正しい位置です!
みなさんどうでしたか??
正しい位置に舌があると、歯並びだけでなく、体にも良い影響があります。
鼻呼吸をしやすくなるので、呼吸と共に空気中に存在するウイルスや細菌を体内に取り込みにくくなり、感染予防に繋がります!
これから舌スポット意識してみてください(^^)
■ 他の記事を読む■