生涯健康に生きるには!? 口腔低下症って何??|船橋駅3分の歯医者|川手歯科医院

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生涯健康に生きるには!? 口腔低下症って何??

投稿日:2024年12月6日

カテゴリ:スタッフブログ 未分類

皆さんこんにちは、歯科衛生士の竹内です🍲

 

2024年も残すところあと少しですね…

今年はどんな1年でしたか?私は改めて『外で遊ぶのってこんなに楽しいんだ!』と気づいた1年でした というのも、春に久しぶりにシャボン玉を買って公園遊びをしたのがものすごく楽しくて(笑)そこから友人と公園遊びや家族で公園に遊びに行くことが多かったです.。o○ 来年はどんな1年になるかなといまからワクワクしています()

 

 

今年は歯科業界で変化がありました。

6月に保険改定があり、歯だけではなくお口に関する機能も大切にして健康に生きようということで口腔機能低下症にフォーカスを当てた内容の見直しがありました。

では、口腔機能低下症とは何かご存知でしょうか

 

加齢や疾患などによりお口の中の機能が低下することで

主に唾液分泌量の低下、お口の感覚の低下、咀嚼力の低下、嚥下力の低下が症状として挙げられます。

診断するにあたり7項目の検査を行い3項目以上該当すると診断されます

 

検査項目は以下の通りです

 

その中で、今回は②咬合力検査と④舌口唇運動機能低下の検査方法や治療法についてお伝えします。

 

~咬合力検査~

内容:噛む力の最大値を測定します。

検査方法:感圧フィルムを強く噛み測定

診断基準;数値が200N未満の場合または残存歯が20本未満の場合咬合力低下症

 

弱くなってしまう原因は年齢や歯の喪失・形の変形、入れ歯の装着不良や嚙み合わせがあっていない事があげられます。

鍛える方法は

 

以上の3つです。

ちなみに平均値は男:5813N 女446.9N でティラノサウルスは6トンあったそうです()

 

反対に嚙み合わせが強すぎる人は

嚙み合わせにより歯が欠けてしまったり、割れたり、歯根が折れてしまったり

他にも食いしばりより頭痛や肩こりにもつながります。

治療法はマウスピースで食いしばりから守る/矯正/ボツリヌス  があげられます

 

~口唇運動機能低下~

内容:唇と舌をしっかり使ってお話出来ているかを確認します

検査方法:口唇運動機能低下症(パ・タ・カ)を発音する

     (pa)口唇運動、(ta)舌前方運動、(ka)舌後方運動

判断基準:回数に応じて判断。1秒あたり回数が6回未満の場合機能低下と判断

治療方法は

 

人と会話をすることで相手の表情から気持ちを察することが出来るので能が活発に働きます!

 

では、口腔機能が低下するとどんな影響があるのでしょうか?

皆さん8020運動という言葉は聞いたことはありますか?これは80歳になっても歯を20本保有しようという厚生労働省と日本歯科医師会が推進した運動です。

令和4年度調査結果では、達成率が51.6%となり歯への意識が徐々に高まり少しずつ上昇傾向にあります。

 

しかし、歯が20本あってもその20本がしっかり機能を果たしていないと意味がありませんよね?それだけでなく、20本あっても唾液がうまく出ないなどお口の機能の低下でうまく食事が出来ていない可能性もありますよね。

 

実は口腔機能が低下することで全身の健康にも悪影響を及ぼします

 

噛めない→柔らかい食事→栄養の偏り→食べる力の低下という風になりこれを放置していると低栄養や身体機能が低下し、最終的には要介護状態になる可能性も…

 

実際口腔機能低下症の割合は5048% 6060%以上が該当しているそうです。

 

お口全体の健康を維持することは健康寿命を延ばし、生涯医療費の削減にもつながるので

健康で好きなものをずっと食べていられる環境を作りましょうね🦷

 

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